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お月見三昧。



まいど、おおきに!! コエビスです。

8月3日、毎年恒例の“呑切り”を行いました。
春に造り終えて貯蔵中の全てのお酒の、
熟成具合、香り、味などを確かめるとても大切な行事です。
今年は特に、関係者に笑顔が溢れている模様。
秋からの出荷が楽しみになってきました。



コエビス 「今年の十五夜は、9月12日。 一週間の始まりの月曜日なんだね。」

エビちゃん 「そうなのよ。 今年も十五夜のお月見の会を開催したいところなんだけど、ちょっと曜日の巡り合わせが悪くて・・・。」

コエビス 「去年は水曜日だったけど、翌日が秋分の日で祝日だったから、次の日の心配をしないでゆっくり楽しめたもんね。」

エビちゃん 「でしょ。 せっかくの十五夜だから、家族や仲間と集まって、美味しいお月見の献立をいただきながら、義左衛門の月見酒をたっぷり飲みたいもの・・・。」

コエビス 「ボクとしては、そのお姉ちゃんのたっぷりには、賛成できないけどね・・・。」

えべっさん 「エビちゃんにコエビス、何を困ってるんや。」

エビちゃん 「お父さん。 実は、今年の十五夜は、月曜日。 お月見を思いっ切り楽しむには、曜日の巡り合わせが悪いなぁっと思って。」

えべっさん 「何を言うとるんや。 お月見は、【十五夜】だけやないで。 夕方西の空に浮かぶ【三日月】だって情緒があるし、日没後の【上弦の月】の半月もなかなかのもんや。 【十三夜】は、昔から満月の次に美しいといわれているし、十四日月は【小望月】といって、これもまた、ちょっと足らんところが何とも言えん。」

コエビス 「そうなんだね。 昔から、満月だけじゃなくて、いろいろなお月様も楽しんできたんだね。 それに、だんだんと満ちていくお月様は、満月に向かってカウントダウンしていくみたいで、ドキドキワクワクする感じがあるね。」

えべっさん 「そやろ。 でも、これだけやないで。 昔の人は、だんだんと欠けていくお月様もまた、エンジョイしてきたんや。 まずは、【十六夜】。 こう書いて何て読むか知ってるか?」

エビちゃん 「たしか“いざよい”だったかしら・・・。 でも、どういう意味なのかしら???」

えべっさん 「“ためらう”って意味の“いざよう”からきてるらしいんやけど、つまり、月の出が前日の満月よりも少し遅くなったのを、お月様が少しためらって出てきたと見立てたわけや。」

エビちゃん 「へぇ。 そういう考え方って、ステキね。」




えべっさん「それにな、満月から欠けていくお月様は、お日様が沈んでから東の空から顔を出してくるやろ。それで、昔から“月待ち”といって、日本各地で月の出を待つ行事が行われてきたんや。 特に満月の後の【二十三夜】にやってくる【下弦の月】の半月を大切にしたんやそうや。」

コエビス 「へぇ〜。 どんなことをしたの?」

えべっさん 「お供え物をしたり、高台に集まって酒宴を催したり・・・。 それに、そのためにつくった“月待ち塔”が、今でも各地に残っているんやって。」

エビちゃん 「わざわざ“月待ち”ための塔までつくっちゃうなんて、かなり気合が入っているわね。」

えべっさん 「“月待ち”の行事は、子宝や子育ての平安を願う女性の集まりとしてやっていたところも多いそうなんや。」

エビちゃん 「ということは、今でいう“女子会”ね。 そんな頃から、女子だけでお酒を楽しんでいたのね!!」

コエビス 「それは、まずないと思うけど・・・(汗)。」

えべっさん 「“月の出”は、日ごとに50分ほどだんだん遅くなっていくんや。 それで、昔の人は【十六夜】から続くお月様を【立待月】、【居待月】、【寝待月】、【更待月】なんて呼び方もしたんやで。」

エビちゃん 「立って待って、座って待って、最後には寝て待つんだ。 昔の人は、本当に“月の出”を心待ちにしていたのね。」

コエビス 「昔の人は、日に日に月が満ちていく間は、来る“満月”を心待ちにしながら。 日に日に月が欠けていく間は、日ごとに遅くなる“月の出”を心待ちにしながら、お月見を楽しんだんだね。」

エビちゃん 「お父さんのおかげで、お月見の会の企画がやりやすくなったわ。 これで、みんなが集まりやすい週末にしたり、お天気に合わせたりすることもできるものね。」

コエビス 「でも・・・・・。」

えべっさん 「でもって何や? コエビス。」

コエビス 「何だかこれって、酒宴を催すための口実のような・・・。」

えべっさん 「何や人聞きの悪い・・・。 お月見というのは、神様に祈りや感謝の気持ちを捧げるもんで、月見酒は神様と酌み交わしていただいているんや。 それに、ワシなんかお月様が出とらんでも、ちゃあんとお月様を頭に思い浮かべて、毎日の晩酌のお勤めは、欠かしたことあらへんでぇ。」

コエビス < それは、お勤めって言うんじゃあないと思うけど・・・。>




日本では昔から、自然と心を通い合わせて、
こんな風に自然の移ろいを楽しんできたんですね。
時が流れても、こういう文化は、これからも大切に育んでいきたいと思います。

これで今年の秋は、お月見三昧になりそうですね(笑)。
みなさんは、どんなお月様で、お月見を楽しみますか。

秋の夜長は、義左衛門の月見酒で、月に祈りを。



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義左衛門の 「十五夜ご祈願月見酒」 は、日本名門酒会(本部:株式会社岡永)の特別限定酒です。
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